学びある人生へ!東大生が死ぬほどオススメの読むべき本を毎月まとめて紹介【随時更新】

本 読書 おすすめ 学生 レビュー

毎月多くの本を読む読書好き東大生による、おすすめ本・書籍のコーナーです。

日々の学びを最大化するために、様々な書籍を読みあさってきました。毎月20〜40冊も読んでいると、本について思うことがあります。

「タイトルにまかせて買ってみたものの、ムダな本がいかに多いことか・・・。」

そこで!

『ためになる本が読みたいけど、たくさんあって何を読んでいいかわからない!』という方のために、毎月読んだ本の中から、死ぬほどオススメの本をまとめて紹介していきます。

端的に言うと、読んで人生が豊かになったと感じた本です。

(※文字数・オススメ冊数が多く、随時更新するため、ブックマークすると読みやすくなります。)

【対象】

  • 高校生
  • 大学生
  • 若手の社会人

総オススメ書籍数:50冊
総字数:26800字
最終更新:2016-03-24

サクッと読むための見出し

2015年2月の読むべきオススメ本

2月のオススメ本は、3冊。ビジネス書を多く読んだため、【死ぬほどオススメ】からは外れる本が多くありました。

1冊目:”プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))”

どうすれば一流の仕事ができるか。ドラッカーの教える知的生産性向上と自己実現の秘けつ
本書は,ドラッカーの膨大な著作の中から,我々一人ひとりがどう成果をあげ,貢献し,自己実現を図っていくかについて述べた部分を抜き出して1冊の本にまとめたものである。

Amazon商品説明より

言わずと知れたドラッカーの名著。こういった『度重なる再読に耐えうるもの』をこそ、オススメしたいものです。

20世紀に書かれたとはいえ、現代にも必携のエッセンスが詰まっているのに驚かされます。

2冊目:”僕は君たちに武器を配りたい”

これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。20代が生き残るための思考法。

Amazon商品説明より

ドラッカーに関連して、どう生き抜くかという本。筆者は現在東大の自主ゼミを開いており、友人が数名参加していますが、「頭が良すぎてただただ呆然とする」と言っていたのを覚えています。

本書は商品説明にもある通り、20代が21世紀を生き抜くための思考法です。古い常識を脱し、複眼思考を持つ上でも読みたい本。

3冊目:”古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)”

トロイア戦争は実際にあった事に違いない。トロイアの都は、今は地中に埋もれているのだ。――少年時代にいだいた夢と信念を実現するために、シュリーマン は、まず財産作りに専念し、ついで驚異的な語学力によって十数カ国語を身につける。そして、当時は空想上の産物とされていたホメーロスの事跡を次々と発掘 してゆく。考古学史上、最も劇的な成功を遂げた男の波瀾の生涯の記録。

Amazon商品説明より

「どう生き抜くか」を読んだあとで、読みたいのは自伝。「どう生きたか」の有用なサンプルです。

レールの上を外れないように生きることを良しとする文化が強い日本において、「例外」として生きにくい人は多くいると思います。そんな方は、周囲の圧迫に絶望する前に、まずは例外の最たる見本=偉人たちの自伝を読んでおきたいものです。

 

2015年1月の読むべきオススメ本

1月のオススメ本は、11冊。

1冊目:”経営学で考える”

通説を知り,通説を超える思考へ
発明の対価とは? 戦略は合理的か? 製品ライフサイクルや経験曲線は本当? T型フォードはなぜ売れなくなったのか? 仕事の報酬とは? 通説をふまえ経営学で考えるとどう見えるのか,道筋を立てて丁寧に解説。著者のテイストが光る議論が凝縮されたテキスト。

第1章 プロローグ─経営学で考えると
(青色LED訴訟,経営学的な五つの視点ほか)
第2章 成功した理由
(成長の後に,PPMの基本構造,PPMで何をしたのか?,学習曲線の秘密ほか)
第3章 じり貧になる理由
(製品イノベーション,A-Uモデル,工程イノベーション,硬直化した生産システム? ほか)
第4章 意思決定の理由
(近代組織論的組織観,組織の合理性,能率の原則,「組織の合理性」は事後的な言い訳,高い未来係数と終身コミットメントほか)
第5章 協調する理由
(協調・裏切りゲームとしての囚人のジレンマ,コンピュータ選手権での「お返し」の優勝,未来傾斜原理ほか)
第6章 働く理由
(働く人の言い訳,金銭的報酬の理論,金銭的報酬の迷信ほか)
第7章 社会人のためのエピローグ─仕事の報酬は次の仕事
(『虚妄の成果主義』,ありのままの日本企業,「今の仕事」ではなく「次の仕事」ほか)

Amazon 商品説明より

東大経済学部の授業「経営」で扱われたテキスト。事前知識のない素人の私でも分かりやすくまとめられていました。

日本企業の終身雇用制や意思決定への重さに対する良さが認識できたのが、新しい学びで読む価値がある本だと思いました。

2冊目:”マクロ経済学 第3版 (現代経済学入門)”

経済学の基礎であるマクロ経済学を、ケインズ経済学を中心に新古典派経済学の理論もあわせて学ぶ。マクロ経済学を理解するた めに必要な、基本的な概念と用語、基礎的な理論、関連した統計を丁寧に説明し、急速に変化する現実経済を読み解く力を身につけることを目標とする、初学者 のためのテキスト。

Amazon 商品説明より

こちらも東大経済学部の授業のテキスト。著名な学者による「マクロ経済」の参考書ですが、大変わかりやすい上に、マクロ経済の面白さに触れることができます。

個人的には、乗数効果、フィードバックループの話は勉強法や自己実現法、輪廻転生や血液循環、コミュニティ運営論などにもつながるエッセンスだと感じます。

3冊目:”知的トレーニングの技術〔完全独習版〕 (ちくま学芸文庫)”

知的創造は形式的な模倣ではなく、その根本まで突き詰めることで初めて可能になる―。そんな明快な観点に立ち、一世を風靡した名テキストが遂に復活!まず は、計画の立て方、発想法、モチベーション管理といった知的生産に欠かせない土壌づくりからスタート。そのうえで、実際的な文章の書き方、読み方から批判 的思考の秘訣にまで踏み込んでいく。さらに、付録としてフロイトやボルヘスなど偉大な先達が用いた手法をまとめ、自分なりの思考法を磨けるように構成し た。文庫化に際しては、定評ある旧版の内容をさらに精選し、新たにコラムも増補。知的生産のすべてをこの一冊に!

Amazon 商品説明より

必読ではありません。必携のバイブルです。

他には何も言いません。これこそ、死ぬほどオススメの本です。

4冊目:”貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する (講談社+α文庫)”

あのベストセラーが待望の文庫に なって登場! グローバル資本主義の進展とともに快適な「楽園」を追われるようになったサラリーマン。正社員はもはや希少種となり、あらゆる人が望むと望まざるとにかか わらず、フリーエージェント化していく……。残酷なまでに「自由」な世界を生き抜くにはいったいどうすれば? サラリーマンだけが知らない、「雇われない生き方」で不条理なニッポンに希望を掴み取る「ファイナンスの技術」!!

●この国にはなぜ希望がないのか?
●「楽園」を追われたアメリカのサラリーマン
●マイクロ法人は、国家を利用して富を生み出す
●マスオさん、人生最大の決断
●国家に依存するな。国家を道具として使え

Amazon 商品説明より

サラリーマンを脱し、マイクロ法人を立てて節税しようという本。

これを読んで「自分にはできない」「ただの節税本」だと捉えてしまうのは視点がもったいないことです。国家運営の仕組みとしての制度を学んだり、「他の国はどうなのか」という視点から日本に生きることを「選択」するメリット・デメリットについて考える機会を得ることができます。

これを読み、経済格差がなくならない理由というものについて考えさせられました。

5冊目:”時間の分子生物学 (講談社現代新書)”

生物時計や概日周期(サーカディアン・リズム)は古くから知られている。しかし、高等動物でその大きなカギとなる睡眠を筆頭に、まだまだ謎は多い。 1999年にテキサス大学の柳沢正史氏らのグループが、ナルコレプシー(過眠症)の原因遺伝子を突き止めるといった画期的な成果を呼び水に、分子生物学の 手法を駆使した研究の発展に期待がかかるところだ。

本書は、臨床医として睡眠障害の外来を担当する一方で睡眠の基礎研究もこなす著者が、生物時計研究の現状を自らの研究アプローチも織り交ぜつつ紹介したもの。

分子生物学的なアプローチからそこに至る数々の基礎研究まで、現在までの研究の流れを要領よくまとめてある。インドの研究グループがショウジョウバエの概日周期を400世代(何と10年以上!)にもわたって確認したとのエピソードには感動すら覚える。

Amazon 商品説明より

時間帯と自己管理術を学びたい人が、根本的な理解のために読んでおきたい本。

詳しくはこちらでレビューしています。

【本】ハエは夢を見るのか?睡眠と体内時計のおすすめ本『時間の分子生物学』 | Mao-24!com

6冊目:”イケズの構造 (新潮文庫)”

京都を訪ねる人をおびえさせる、《京都人のイケズ》。いろいろ誤解はあるけれど、その真相はもっとすごい? 信じがたく恐ろしい爆笑エピソードから歴史的分析、誤解のツボと真相、声に出して読みたい京言葉、古典的名著のイケズ語訳まで、誰も語らなかったウラ・深 層・ホンネ。千年磨かれた言葉の至技《イケズ》を「まま、存分に笑って楽しんでおくれやす」。よそさん必読の傑作エッセイ!

Amazon 商品説明より

京都人のイケズについて、豊富な具体例をユーモアとともに紹介してくれる本。

「京都は好きなんだけど京都人のイケズが怖い」という人にオススメ。

7冊目:”サウンドアート ──音楽の向こう側、耳と目の間”

美術館を脱し、野外、自然、環境へ。あるいは、アカデミックを脱し、ロック、
ポップ、クラブ・カルチャー、デジタル・マテリアリズムへ。
人間がもつ根源的な音への欲望を探る、新しいサウンドアートの地図。

サウンドアートの歴史とその発展、新たな展望を示す、NYの気鋭の音楽家、
アラン・リクトによる新しいサウンドアート研究の決定版、待望の日本語訳!

Amazon 商品説明より

ジョンケージ以降、という言い方でくくっていいのか分かりませんが、そもそも音をどう聴くか、という問いをもとにサウンドアートへ流れが生まれた、その記録です。

8冊目:”入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方”

・SEOの基礎と、SEO効果を高めるために重要な「ライティング」の知識を解説します。
・Webサイトの更新・管理を任せられた人、
Webサイトへの訪問者数が増えずに悩んでいる人におすすめです。

集客力をアップする60のレッスン!SEOに強いテキストの書き方がわかる。検索順位を上げるためにやるべきことがわかる。費用対効果バツグン!確実に実績につながる知識を紹介!

Amazon 商品説明より

サイト運営にはSEOの観点が欠かせません。当サイトも、この本で学んだライティング技術を導入してからアクセス数が急上昇しました。

9冊目:”西洋の着想東洋の着想 (文春新書 (037))”

西洋と東洋の着想の違いについてまとめた本です。筆者の実体験とともに触れていて分かりやすく、グローバル指向の人にとっては有益な示唆が読み取れるでしょう。

10冊目:”世界で戦う知的腕力を手に入れる”

自分にとって圧倒的な劣勢にあるとき、
状況を逆転させるにはどうしたらいいのか?

こんなときには
「学歴」も、「会社の名前」も、「お金」も、何の意味も持たない。
必要なのは、「知的腕力」だ!

本書は、世界を舞台に活躍するために、ぜひとも身につけたい
「知的腕力」について、世界で活躍する2人のコンサルタントが
熱く語り合ったものである。

Amazon 商品説明より

上の本と同じ筆者による対談本。重複する部分はありますが、もう1人加わることで視点が増え、多角的に理解することにつながります。

11冊目:”レ・ミゼラブル (1) (新潮文庫)”

わずか一片のパンを盗んだために、19年間の監獄生活を送ることになった男、ジャン・ヴァルジャンの生涯。19世紀前半、革命と政変で動揺するフランス社会と民衆の生活を背景に、キリスト教的な真実の愛を描いた叙事詩的な大長編小説。

Amazon 商品説明より

ニューヨーク・ロンドンで観たミュージカル、および映画でどうしようもなく感動した作品の原本の訳書。各600ページくらいで全部で5巻。読み終えた後の充実感が半端じゃありません。

映画やミュージカルで感動した人に、ぜひともオススメの本です。

2015年12月の読むべきオススメ本

12月のオススメ本は、11冊。

“何でも見てやろう (講談社文庫)”

オススメ本1冊目はこちら。

若さと知性と勇気にみちた体当り世界紀行。留学生時代の著者が、笑顔とバイタリティーで欧米・アジア22ヶ国を貧乏旅行して、先進国の病根から後進国の凄惨な貧困まで、ハラにこたえた現実を、見たまま感じたままに書いたベスト&ロングセラーの快著。

これからバックパッカー行く未経験者・もうバックパッカーに行って来たという経験者のどちらにもおすすめできる、世界周遊体験記です。

ベトナム戦争以前の旅行模様を記したものであり、『自分のとき』と比較してみると面白いかもしれません。

バックパッカー経験者の私がおすすめする『読めば旅に出たくなる本』としてこの記事の下の方で詳しく紹介しています。

“絶対音感 (新潮文庫)”

オススメ本2冊目はこちら。

「絶対音感」とは、ある音を聞いたときに、ほかの音と比べなくてもラやドといった音名が瞬時にわかる能力である。これがあると、一度曲を聴いただけで楽器を弾いたり楽譜に書いたりでき、小鳥のさえずりや救急車のサイレンの音程がわかったりもする。過去の偉大な音楽家のベートーベンやモーツァルトにはあったとされ、一般人に計り知れない能力として、天才音楽家の条件のように言われることが多い。

しかし、「そもそも曖昧であるはずの人間の感覚が“絶対”とは何なのか。そんな疑問と語感の強さに引かれ、翌日辞典を開いたその瞬間にはもう、その言葉のとらわれの身」となり、著者は絶対音感という神話を解き明かそうと試みる。五嶋みどり、千住真理子、矢野顕子、大西順子、笈田敏夫ら絶対音感をもつ音楽家を取材し、その特異な世界を紹介しつつ、脳科学や神経科学の専門家たちにあたって分析を試みる。音楽と科学の間を行き交いながら、絶対音感にも仮性と真性があるなど、「絶対音感=万能」という安易な幻想と誤解を一枚一枚引きはがしてゆく。

まるで持っているだけで天才なのではないかと思われがちな絶対音感について様々な音楽家へのインタビューや過去の文献を追いかけた本。

私は絶対音感はもっていませんが、後天的に身につけられる相対音感を磨いていくと、耳コピなどはわりとカンタンにできると認識しています。

平均律的な絶対音感は、弊害でしかないと私は思いますね。。。

ピアノの音ってどこか汚くないですか?

私はそれが原因で小学校のときに自由に音程や色味を変化できるエレキギターを魅力に思って弾き始めたのですが、現在ではフレットのない弦楽器(ヴァイオリンなど)にさらなる魅力を感じています。

  • ピアノの音がじつはあまり好きではない。なんでだろう?
  • 石川さゆりの歌とかは聴いていて良いけど、ピッチ補正された最近の歌はなんかダメ

という方におすすめの本ですね。

“未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる”

オススメ本3冊目はこちら。

IT化やグローバリゼーション、人生の長期化により、私たちの社会は、今、猛スピードで変化しています。
これからの10年を、楽しくワクワク生き抜くためには、私たちに必要なものはいったい何なのでしょうか? 働き方はどう変化し、私たちはどのように対応すべきなのでしょう?
月間200万PVを誇る人気ブロガーのちきりん氏が、これから起こりうる変化を読み解き、未来の働き方を提案します。

〈序章〉 ”働き方本”ブームが示すモノ
〈第一章〉現状維持の先にある未来
〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化
〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち
〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」
〈第五章〉求められる発想の転換
〈終章〉 オリジナル人生を設計するために

有名ブロガーちきりんによる著作。

これからリタイアを考える世代だけでなく、就職する大学生こそ読むべき本。

未来予想図的な本は巷に溢れていますが、まともなことを分かりやすく説明している本です。いわゆるトンデモ本系とは全然違うのでご安心を。笑

“作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫)”

オススメ本4冊目はこちら。

『また逢う日まで』『津軽海峡・冬景色』『北の宿から』『時の過ぎゆくままに』など五千曲を作詞した稀代のヒットメーカーの処女作。言葉の達人はいかに時代の芯を解剖して、既成概念を突破したのか。ヒットの秘訣とは何だったのか。日常生活のなかで最初に試みるべき点から指南した本書は、作詞家のみならずすべての創作家とその志望者に役立つ実践的仕事論。

創作をする人だけでなく、歌詞を読んで感動したことのある人・ない人にとっても学ぶものが多い本です。

人称数を切り替えるテクニックはなるほど!と言わざるをえませんでしたね。

“Rhythmic Structure of Music(音楽のリズム構造)”

オススメ本5冊目はこちら。

In this influential book on the subject of rhythm, the authors develop a theoretical framework based essentially on a Gestalt approach, viewing rhythmic experience in terms of pattern perception or groupings. Musical examples of increasing complexity are used to provide training in the analysis, performance, and writing of rhythm, with exercises for the student’s own work. “This is a path-breaking work, important alike to music students and teachers, but it will make profitable reading for performers, too.”-“New York Times Book Review” “When at some future time theories of rhythm . . . are . . . as well understood, and as much discussed as theories of harmony and counterpoint . . . they will rest in no small measure on the foundations laid by Cooper and Meyer in this provocative dissertation on the rhythmic structure of music.”-“Notes” .” . . . a significant, courageous and, on the whole, successful attempt to deal with a very controversial and neglected subject. Certainly no one who takes the time to read it will emerge from the experience unchanged or unmoved.”-“Journal of Music Theory” The late GROSVENOR W. COOPER, author of “Learning to Listen,” was professor of music at the University of California at Santa Cruz.

音楽の専門書ですが、あまりによかったので紹介します。

音楽の楽譜を見たときに、どういう音楽がそこに表されているか分からない人にこそおすすめです。

私はバンドやロック、ブルーズ方面から音楽を始めたため、楽譜におけるリズムというものが一定(テンポが一定と言った方が正確かもしれません)だと思っていました。

バンドスコアなどはその典型ですよね。

この本では、楽譜から実際に鳴らされる音楽へと結実する過程において大切なことを知ることができます。

完全に音楽の専門書なので、対象者は限定されていますが、おすすめ度合いは星MAXですね。

  • 和声・対位法・管弦楽法・形式などの知識が少しはある
  • 作曲や演奏をしている
  • 楽譜なんて意味がない(わからない)と感じている

そういった方におすすめです。『作曲家の意図を読み込む』という基本かつ大切なことを考えるうえで、重要な含蓄に富んでいる本です。

英語で読むより訳された本を読みたいという方はこちらをどうぞ。

西洋近代の音楽を対象にしたリズム論の古典。リズムに関する概念の枠組み、リズム構造の理論を体系づけ、展開させるとともに、議論や実例や取り扱い規則を通して、分析方法と作曲の手続きを示す。

“アイデアのつくり方”

オススメ本6冊目はこちら。

この小さくて薄い本は、1939年に大学院の講義で紹介され、
1965年の初版が刊行された半世紀の歴史を持つ不朽の名著である。
著者のジェームス・W・ヤングは、前書きで次のように述べる。

「このテーマは本来専門の心理学者の手がけるべきものだが、私は心理学者ではない。
従って私のこの小論は、人がアイデアと呼んできたものを作り
仕事でくらしをたてる以外に能がなかった人間の個人的な経験談としての価値しかない。」

ヤングは、少年時代から数々の仕事を経験した後、26歳で広告業界に身を投じ、
数々の斬新な広告のアイデアで頭角を表したが、42歳という若さで引退している。

本書は、
「人はどのようにしてアイデアを手に入れることができるのか」
という疑問に正面から答えようとしており、2つの原理を出発点としている。
一つ目は、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
そしてもう一つは、
「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」
というものだ。
当たり前のようにも感じるが、原則なのだから当たり前で良いのだろう。
著者はこう論じる。
アイデアは、「材料収集」→「材料の消化」→
「孵(ふ)化」→「誕生」→「検証と発展」という過程で作られる、と。

この中では、「孵化」の部分が特徴的だ。
つまり、あれこれと情報を加工して思考を巡らせた後で、
問題を放り出し、できるだけ問題を心の外に追い出してしまうのである。
そして、十分に孵化した時点で、
「ふとした瞬間」にあたるアイデアの誕生の時が自然にやってくるのだという。

なるほど、確かに問題にぶち当たって、考えに考え抜いている時には、
ちっとも良いアイデアが浮かばない。
が、その問題を忘れた頃、何気ない瞬間に不意に
「わかった! これだ!」ということを多くの人が何度も経験しているのではないだろうか。
ところで、本書の解説を地球物理学者の竹内均氏が書いているが、
その中にも興味深い記述がある。
「ある問題について本を書くには、その問題に関係した話題を約100集めればよい。
一冊あたり原稿用紙の数約300枚を約100で割ると、
1つの話題あたりの原稿用紙の枚数は約3枚になる。

これは新聞の連載小説1回(1日)分の原稿量でもある。
というわけで私は、ある問題に関係した1つの話題を原稿用紙3枚にまとめたものを断片と呼び、
こういった断片をうまずたゆまず作り続けている」という“下り”である。
ちなみに、この本の紹介文も1冊の本あたりそれぞれ原稿用紙3枚程度となっている。
1つの事柄を解説し、言いたいことを伝えるのに、長くもなく短くもない、
丁度よい長さではないかと自分では思っているのだが、読者の皆さんはいかがだろうか。 –Nikkei BP Net/ 内山悟志

本のタイトル通り、ずばり『アイデアの作り方』に関する本。

なにも言うことはない素晴らしい本なので、上の紹介文に丸投げします。

“【新版】日本語の作文技術 (朝日文庫)”

オススメ本7冊目はこちら。

「目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章をかくこと、これだけである」

修飾の順序、句読点のうちかた、助詞のつかい方など、
ちゃんとした日本語を書くためには技術がいる。
発売以来読み継がれてきた文章術のロングセラーを、
文字を大きく読みやすくした新版。

【目次】
●第一章 なぜ作文の「技術」か
●第二章 修飾する側とされる側
●第三章 修飾の順序
●第四章 句読点のうちかた
1.マル(句点)そのほかの記号
2.テン(読点)の統辞論
3.「テンの二大原則」を検証する
●第五章 漢字とカナの心理
●第六章 助詞の使い方
1.象は鼻が長い――題目を表す係助詞「ハ」
2.蛙は腹にはヘソがない――対照(限定)の係助詞「ハ」
3.来週までに掃除せよ――マデとマデニ
4.少し脱線するが…。――接続助詞の「ガ」
5.サルとイヌとネコとがけんかした――並列の助詞
●第七章 段落
●第八章 無神経な文章
1.紋切型
2.繰り返し
3.自分が笑ってはいけない
4.体言止めの下品さ
5.ルポルタージュの過去形
6.サボリ敬語
●第九章 リズムと文体
1.文章のリズム
2.文豪たちの場合

このサイトMao-24!comで記事を書き始めてからというものの、自分の文章力の無さに改めて絶望せざるを得ませんでした。

そこで手に取ったいくつかの本のうち、もっとも実践的だったのが本書。文章の上達において目からウロコなアドバイスが山ほどあります。

すべての国語教育の教科書に指定してほしいくらいです。

“クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (mind books)”

オススメ本8冊目はこちら。

「真理はどこか遠くにあるのではなく、あるがままの現実を見きわめることにある」。人間のあり方を探究し続けた孤高の哲人、クリシュナムルティの代表作。

今年1番影響を受けた本と言えるかもしれません。

ベッドの中で1節を読んでから寝るようにしていたのですが、毎日毎日充実感がたいへんなものでした。

こういった本こそ、筆者のコトバがダイレクトに読める原書をば読みたいものですが、Amazonをチェックしたところこの価格。。。悩みますね。。

“カラマーゾフの兄弟 (新潮文庫)”

オススメ本9冊目はこちら。



物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。

その存在を知ってはおきながら、ずっと読まずに触れないでいた本。

「もっとも面白い小説は?」

という問いに対する答えだと聞きますが、読んでみたら本当に面白いったらありゃしないですね。

各巻600ページほどの大作長編小説なのですが、上巻は2日、中・下巻はそれぞれ1日で読み切ってしまいました。

文庫本下巻の解説に書いてありますが、続編があったかもしれないようです。読んだ印象では、主人公アリョーシャが主人公ぶりを発揮するのはその続編なのではないだろうかと思いました。

続編のまえに筆者ドストエフスキーが亡くなってしまったのが本当に残念ですね。

“新編 ぼくは12歳 (ちくま文庫)”

オススメ本10冊目はこちら。

ある夏の夕暮、ひとりの少年が大空に身を投げた。少年は、美しい、謎にみちた詩を残していた。「ぼくは/うちゅうじんだ/また/土のそこから/じかんの/ながれにそって/ぼくを/よぶこえがする」青春一歩前で死を選ばせたものは何か。「ひとり/ただ/くずれさるのをまつだけ…」謎はとけない。多くの人びとに深い感動をよんだ詩集に、今回新たに少年死後の、両親と読者との往復書簡を併収し、決定版とした。

子供の見る目が鋭いのは、社会や教育の影響を受けきってはいないからだと言えるかもしれません。その移行期に入るギリギリのところで自ら命を絶ってしまった少年が書き留めた詩をまとめたものです。

“荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)”

オススメ本11冊目はこちら。

全く人気が衰えることなく長期連載が続く『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛呂彦。
「漫画は最強の『総合芸術』」と言い切る彼が、これまで明かすことの無かった漫画の描き方、
その秘密を、作品を題材にしながら披瀝する!
絵を描く際に必要な「美の黄金比」やキャラクター造型に必須の「身上調査書」、
ヘミングウェイに学んだストーリー作りなど、具体的な方法論からその漫画術を明らかに!
本書は、現役の漫画家である著者が自ら手の内を明かす、最初で最後の本である。

【目次】
はじめに
第一章 導入の描き方
第二章 押さえておきたい漫画の「基本四大構造」
第三章 キャラクターの作り方
第四章 ストーリーの作り方
第五章 絵がすべてを表現する
第六章 漫画の「世界観」とは何か
第七章 全ての要素は「テーマ」につながる
実践編その1 漫画が出来るまで
実践編その2 短編の描き方
おわりに

すべてのジョジョ好きにおすすめの本。漫画とわずとも、作曲や執筆といった創作をする人にもおすすめです。

筆者の漫画のページを引用して解説してくれているのも分かりやすく ありがたいですね。漫画を読むときの視点が増え、新たな面白さを感じること間違いなしの1冊です。

2015年11月の読むべきおすすめ本

11月のおすすめ本は、9冊です。

“君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?”

1冊目はこちら。


内向きだと批判されがちな日本人。とくに高校生、大学生、30代前半までの若い世代の方にオススメな1冊です。

世界は広しと言えど、知り合いの東大生や社会人から聞いている他国事情とはまるでちがう、新規情報がたっぷり入っていました。海外に出ていくことにワクワクしないではいられなくなる本です。語学やMBAで留学を考えている学生や社会人、海外でのビジネスチャンスを探している方にも役に立つ情報を見つけられることでしょう。

『旅に出たくなるオススメ本』として、この記事の下の方でくわしく紹介しています。

“今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)”

東大生もよく利用する渋谷駅の井の頭線。

その改札口を出たところにある「この絵」、ご存知ですか?
本 おすすめ 学生
これは岡本太郎による作品です。

岡本太郎といえば、他にも太陽の塔が有名ですね。

井の頭線の前をとおるたびに、この絵が「なんだかわからないけど、なんとなく」気になった方も多いかと思います。

そんな方にオススメな本がこちら。


岡本太郎による、中高生向けの芸術の啓蒙書です。名著が文庫で復刻されたもの。含蓄に富んだ示唆がたくさん込められているにもかかわらず、文体はかんたんな日本語。とても読みやすいのにもかかわらず、1行1行、目をとめて熟読せずにはいられない本です。

絵にかぎらず、現代美術といわれるものや、音楽などその他の芸術について考えるにあたっても参考になります。芸術に関心のある方はもちろん、「現代アートってよくわからないよね」と思いがちな方にこそ、オススメしたい本です。

“高校生のための実践劇作入門―劇作家からの十二の手紙”

3冊目はこちら。


演劇の台本となる文学作品のことを「戯曲」といいますが、こちらの本はタイトルのとおり、まったくの素人の高校生が演劇作品、つまり戯曲をつくるために、劇作家のプロが手紙という形式でその方法論やマインドセットを教授していく本です。

なにが面白いかって、プロの作り手がどういう考え方をしているかをかいま見ることができることです。私は作曲において修行中ですが、この本からはたくさんの貴重な示唆をいただきました。

たとえば、作品をつくるのが遅くて悩んでいるアマチュアにたいしての回答ですが、

「私の場合は・・・(中略)・・・筆の早い伝説があるくらいですから、どうやったら、そんなに遅くしか書けないのか不思議なのですが、どうも、事情を聞いてみると、それらの作家は、「もっと面白いモノが書ける」と自分を高く値踏みしているんですね。私なんか「この程度のモノしか書けないから」と最初に諦めがありますから、躊躇なく、早く書けるというわけです。」

この回答などはなかなか筆をおくことができない作り手には反省させれる文言かと思います。
うぬぼれも大切ですが、バランスが大切、あるいは、開き直れるところまでうぬぼれていないと、どうしようもないのですね。

“Waiting for Godot: A Tragicomedy in Two Acts”

4冊目はこちら。


演劇、戯曲、劇作つながりでこちらの本がおすすめ。「ゴドーを待ちながら」というタイトルはだれしも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

サミュエルベケットという、フランスで活躍した20世紀を代表する不条理演劇の戯曲作家で、こちらの本はその代表作である「ゴドーを待ちながら」の英語での原作です。

洋書での語学学習にもいいと思います。コトバ自体はかんたんなものが多く、ストーリーもいたってシンプル。2人の男がひたすらゴドーという人を木の下で待つ話です。これだけ聞くと、なにがいいんだかわからないかもしれませんが、なんとも言えない不条理演劇特有の空気が英語でも感じることができます。

シュールなもの、アングラなものが好きな方にオススメです。

“読書について 他二篇 (岩波文庫)”

5冊目はこちら。


ドイツの哲学者ショーペンハウエルの著作で、『思索』『著作と文体』『読書について』の3つがおさめられています。

全ページを通じて、痛烈に響く戒めのことばが多いのですが、とくに『思索』は1行1行が重いです。

かといって文が難しいというわけではなく、ショーペンハウエル自身が「書物を訳すことに対しての批判」を述べているだけに、訳者は苦労されたことと思います。(笑)

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」

この言葉を機に、多読術や速読術がよろこばれる現在のビジネス書や語学書界隈の影響を考慮せずにはいられませんでした。

私も速読や多読をできるようにしてきたのですが、よくよくかんがえてみればそれはあくまでも「読まなくていい本を選択肢から捨てるため」であり、さらには、熟読にしたって、知識を吸収する意識があるために「自ら考える時間」を代償にしていたわけです。

役に立つ読書は、思い返してみれば自分の考えたことをうまく整理してくれるものや、参考になる・共感できるものであり、「確認作業」にしか過ぎないという面もあるかもしれません。新しい知識といえど、まったく背景のない知識は借り物に過ぎず、本当の意味では自分のなかには落ち着いてはくれません。

本を年300冊ペースで読む「多読」のメリット・見逃しがちなデメリット | Mao-24!com
速読や多読、本が好きだという方にこそオススメしたい本です。

“私の財産告白 (実業之日本社文庫)”

6冊目はこちら。

伝説の億万長者、本多静六による、指南書。財産蓄積にかんするTipsもたいへん有益なのですが、それだけにとどまらず、人生訓として学べる色合いが強い本です。財産の貯め方としても、「給与の4分の1を毎月貯めていく」という平凡な私たちにもできるような方法を実践しています。

「貯金の問題は、要するに、方法の如何ではなく、実行の如何である。」
「財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ」

といった財産にかんする文言や、ほかにも、「仕事を道楽にすること」「勉強の先回り」「財産を処分する問題」など、非常に示唆に富んだ有益な人生訓をたくさん学ぶことができます。

中高生には少し早いかもしれません。就活に関係のある大学生や、若手社会人にオススメしたい1冊です。

“まなざしのレッスン 2西洋近現代絵画 (Liberal Arts)”

7冊目はこちら。


著者は東大の教員で、毎年たくさんの生徒が履修する有名な人気講義となっている『美術論』を担当する方。

この本はその『美術論』の授業をまとめたかたちになっていて、授業内で触れた絵についても、写真入りで解説してくれます。東大の授業の雰囲気を少しでも掴みたい人にもオススメです。

絵画に限らず、芸術は「わからない」と思われがちです。ところが、「なぜか気になってしまう」絵というものに出くわすときがあります。上で紹介した、岡本太郎著の『今日の芸術―時代を創造するものは誰か』では現代芸術に対する向き合い方を学ぶものだとすれば、こちらの『まなざしのレッスン』は西洋絵画の歴史をおさえながら、そのテーマや技法の変遷について実践的に知ることができる名著です。

こちらは「まなざしのレッスン」の1冊目で、西洋の伝統絵画の見方について教えてくれます。


私は1年ほど前に読みましたが、それ以降、美術館や展覧会での絵の見方が変わり、絵を見るのがよりいっそう楽しくなりました。いろいろな見方、視点をもって体験を得ると、そこから得られる学びやひらめきが増えていくので、オススメです。

“定跡からビジョンへ”

8冊目はこちら。

プロ棋士の羽生義治と、経営コンサルタントの今北純一による対談をまとめた本です。

私はこの「対談形式」の本がとても好きなのですが、この本も多分に漏れず、非常に示唆に富んだ本になっています。お互い異なるフィールドで活躍されているからこそ、お互いの魅力が対照的に高まっているような気がします。

今北純一が海外のパーティーで「日本の金融政策批判」なるものを西洋人から受け、見事な切り返しを見せた場面がのっているのですが、国際社会で活躍していくのに必要な外交力、コミュニケーション能力というもののレベルの高さを感じざるを得ませんでした。

その記述を読むだけでも、充分価値のある1冊です。

“演劇入門 (講談社現代新書)”

9冊目はこちら。

演劇にかんする入門書。

演劇の入門書とはいえ、ただの入門書におさまってはいません。

コトバやセリフの「リアル」、「リアリティ」といったものに対して、戯曲をつくり演劇をつくっていく立場から切り込んでいきます。

ドラマや映画を見ていて、

「なんかこのセリフ感情こもってないな」
「この役者ヘタじゃない?」
「セリフまわしがうまい!」

などと感じたことのある方は、読んでいて目からウロコの記述に多く出会うでしょう。

今月は演劇絡みの本が多かったですが、どの劇作家も切り口や世界観が違い、どれも別々の面白さを味わえました。

2015年10月の読むべきおすすめ本

今月のおすすめ本は、11冊。

23冊読んだ本の中で、半分ほどはオススメできるものでした。

ジャンルとしては自己啓発系の本を久しぶりに多く読みました。

“新版 人生を変える80対20の法則”

無駄な努力をせず、最小限の努力で最大限の効果を上げるには。

「利益の80%は顧客の20%がもたらす」「仕事の成果の80%は費やした時間の20%から生まれる」
……インプットとアウトプットの関係には必ず不均衡が伴うことを発見した「パレートの法則」をビジネスや人生に応用し、成功を導くための手引き。

イタリアの経済学者パレートが発見したとされる「80対20の法則」を、 ビジネスあるいは人生に当てはめる方法を指南した1冊。

生活の多くのケースで見られる「80対20の法則」「パレートの法則」を、どのように利用していくか?有名すぎる本。

私もこの本を読んで生活のムダがますます減っていきました。成果を生むもの・幸福度の高いものは得てして20パーセントの方にあります。80パーセントのムダに目を向け、それをより有効な20パーセントに転じていく意識できるようになります。

“カンブリア宮殿 村上龍×経済人―人が活きる会社”

【目次】
1 業界の非常識を常識に(冨安徳久・ティア社長 飯田勧・オーケー社長 ほか)
2 逆境を糧に(樋口武男・大和ハウス工業会長 西川通子・再春館製薬所会長 ほか)
3 成功の秘訣は人材にあり(海老名信緒・ヱビナ電化工業前社長 篠原淳史・ジュピターショップチャンネル社長 ほか)
4 こだわり抜いた商品で挑む(長谷川久夫・農業法人みずほ社長 辰野勇・モンベル会長 ほか)
5 新たな仕組みの創出(正垣泰彦・サイゼリヤ会長 才津達郎・サンドラッグ社長 ほか)

有名なテレビ番組『カンブリア宮殿』の対談をおさめた本。経営や企業に興味のある人だけでなく、アルバイトでも持っておくべき視点を養えます。

とくにオススメは以下の2つ。

  • ティア社長・冨安徳久のインタビュー記事
  • サイゼリヤ会長・正垣泰彦のインタビュー記事

この本を読んだあとすぐさまサイゼリヤに行ってみたくなりましたね。(笑)

仕事ってなに?という高校生や大学生こそ、まず手始めに読むべき本だと思います。

“決断力 (角川oneテーマ21)”

天才棋士が初めて大公開!「決断力」「集中力」の極意!「勝つ頭脳」は、こうして決断する。

わたしも小学生のころ、将棋会館に通いつめて1年で初段を取得したのですが、頭がオーバーヒートしてしまい、長くは続きませんでした。(笑)

将棋の世界のトップ棋士羽生善治の思考法というものに触れることができます。はっきりとした語り口でわかりやすくまとまっています(たぶん他にライターがいると思うのですが)。

一流のプレーヤーは、どの世界であれ学ぶべきポイントがたくさんあるものですが、この本は薄くて手軽に読めるのに目からウロコなヒントがたくさん得られるおすすめの1冊です。

“別役実のコント教室―不条理な笑いへのレッスン”

現代演劇における「笑い」を解説しつつ、笑える演劇を具体的・実践的にまとめた教科書。劇作家、脚本家、放送作家志望者はもちろん、ウケる技術を身につけたい人のための短期集中講座。「劇作セミナー」の授業を単行本化。

有名な劇作家・別役実による、不条理演劇・コントの入門書です。笑いや戯曲を書きたい人だけでなく、それをより深く楽しみたい人におすすめの1冊です。

“大作曲家たちの履歴書(上) (中公文庫)”

メイドに卵を投げつけた横暴なベートーヴェン、女装して恋愛相手を追いかけた激情家ベルリオーズ―その人種、家系、作曲態度から、精神状態、女性関係まで。大作曲家たちの頭の中から爪先までを忌憚なく描いた、クラシックファン必携の大事典。文庫版にはバッハとモーツァルトの二大巨匠を書き下ろし。

芸術家は得てして奇抜なエピソードで語られがちですが、大作曲家たちもそういったエピソードを少なからずもっているものです。こちらの本では、クラシック音楽の歴史上の大作曲家たちのエピソードが、おなじく作曲家の三枝成彰によって親しみやすい語り口で紹介されています。

『カタイ』と思われがちなクラシック音楽の創り手が、いかに柔らかさに満ちあふれているか。

上巻はバッハからワーグナーまでです。

“大作曲家たちの履歴書(下) (中公文庫)”

こちらは下巻。ヴェルディからストラヴィンスキーまでですね。

“チーズはどこへ消えた?”

世界のトップ企業が研修テキストに使用する1999年度全米ビジネス書ベストセラー第1位の翻訳。

「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人と二匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきかといった、人生の様々な局面を象徴している。世界のトップ企業が研修テキストに採用している寓話。

欲求のままにチーズ(目的)を追い求める2匹のネズミからも学ぶべきポイントがあり、いっぽう、ごちゃごちゃ考えて尻込みしがちな2人の小人にも『いかに思考を克服していくか』という点で学ぶポイントがあります。

思考は過去です。それは時間軸という視点からは逃れられません。現在に目を向ける、それがたいへんで一生できないままの人もいるんですね。

社会に出てから活躍したいという大学生におすすめしたい1冊です。

“「できる人間」を目指すなら、迷うのはやめよう 22歳からの人生の法則”

人生を変える方法がたった2時間で。「目標設定」「情報収集法」「勉強法」「人脈づくり」…目からウロコの考え方とノウハウを徹底解説。

著者の本田直之は、ハワイと東京を行き来する「デュアルライフ」を送るノマドワーカーです。MBAを取得、コンサルティング会社を経営し、自己啓発本も複数出版、副業(復業)も多く、趣味のワインを仕事に変えて、ワイン講習会も開いているようです。

そんな『自己実現』に強い著者・本田直之が、その考え方や方法論を分かりやすいストーリー展開にして紹介しています。

最初はどうしようもない3人のキャラクターたちがちょっとしたヒントをうまく使って変貌していく流れは、あなたも生活のなかで役立てることができるはずです。

“ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)”

本書のなかで著者は、「3日以内に1000人分の署名をもらう」「電球を1000個売る」など、数々の課題を乗り越えながら、お金持ちになるための心構えや手法を学んでいく。困難にぶつかったときに創造的なアイデアを出せるかどうか、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れられるかどうか、自由人と不自由人で異なる人生のルールを受け止められるかどうか…。含蓄に富んだ言葉は枚挙にいとまがない。こういった心構えのほかにも、セールスの秘訣やスピーチの極意、人脈作り、お金に関する知識など、成功に必要なノウハウにも、具体的に触れている。

古典的自己啓発本の名著のエッセンスを、読みやすい対話式のストーリーに編成しなおしたような本です。

考え方・方法論のエッセンスがたくさん詰まっています。

内容としてはやや具体に走るため、抽象指向の私は少し物足りないですが、『7つの習慣』や『思考は現実化する』がカタくて読みにくいという人におすすめの1冊です。

“ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)”

ユダヤ人大富豪との出会いは、運命の序章にすぎなかった。「お金の奴隷になるのではなく、お金に導いてもらいなさい」。新たな出会いから始まる、愛と感動の物語。「お金の知性と感性を高める」「ビジネスをマスターする」「幸せなパートナーシップがお金を呼び込む」などなど、お金と幸せの知恵を学ぶレッスン。

1冊目に大富豪のマインドセットを学んだ主人公が、今度はビジネス方面の成功論・マインドを聞きにいくストーリーです。

この手の本で、『どの本で学んでもおなじようなことが書いてある』と思う人は多いでしょう。読みやすさや量という点で、ロバートキヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』よりも手軽に読めてしまえる点がおすすめです。

“ユダヤ人大富豪の教えIII ~人間関係を築く8つのレッスン (だいわ文庫)”

人間関係のマトリックス、感情によって人はまったく別人になる、自分の立ち位置を知る、その家族に生まれた意味を考える、幸せな人生の条件とは?―『ユダヤ人大富豪の教え』の感動から10年を経て、著者が伝えたいメッセージがここに!人生の指針になる一冊。

ユダヤ人大富豪の教えの3冊目は、人間関係を築く8つのレッスンについてです。

心理学でいう交流分析をかじり始めていた私にとって、正直、目からウロコでした!交流分析が理論だとしたら、こちらの本はあくまでも具体に寄せている本。

人は自らの鏡などといわれますが、それをマトリックス・対応表のようにまとめたもので、すぐさま実践できるかと思います。

 

番外編:旅に出たくなるオススメ本

1冊目:ミッドナイト・エクスプレス (沢木耕太郎ノンフィクション8)


著者の沢木耕太郎は、入社した会社を1日で退社し、いきなりフリーランスの作家デビューをしてしまったノンフィクション作家。この本は、「中国からイギリ スまで陸路でいけるのか?」という友人たちの疑問に対し、著者が「行ってやるから見とけよ!」と(いうわけではありませんが、笑)いきり立った勢いで、 バックパッカー旅に出てしまう話です。

中国から東南アジア、インド、中東からヨーロッパへと進んでいく著者は、その間さまざまな人々との出 会う。私が高校2年生のときにこの本に出会いました。本は分厚いですが(700ページ以上ある!)、さすがノンフィクション作家というところで、だれるこ ともなく一気に読めてしまいます。

私も熱中したあまり、他に手が付かず、高校時代のサッカー部の遠征試合のとき、行き帰りの電車の中で30分以上、立ったまま黙々と読むハメになってしまいました。笑

大学に入ったらバックパッカー旅をしよう、と決意するきっかけとなった本です。

一冊にまとまったものはこちら。

文庫に分かれて読みやすくなったものもあるようです。

2冊目:シャンタラム (新潮文庫)

旅に出たくなるオススメ本の2冊目は『シャンタラム』です。実話をもとにした小説で、この本の凄いところは文字通り『ぶっ飛んでいること』です。

オーストラリアの刑務所を脱獄した主人公はインドのムンバイに逃亡。国際指名手配犯となった主人公は、スラム街に潜伏し、そこで無免許の医者となる。知的な美女カーラとの恋や、ムンバイを牛耳るマフィアとの絡みなど、どきどきが止まらないまま読み進められます。

「これが実際にあった話なのか!」と驚いてしまう数奇な運命。Amazonから引用したプロフィールがこちら。これを見る限り、ほぼ実話のようです。笑

ロバーツ,グレゴリー・デイヴィッド
1952年、豪メルボルン生れ。十代から無政府主義運動に身を投じるも、家庭の破綻を機にヘロイン中毒に。’77年、カネ欲しさに武装強盗を働き、服役中 の’80年に重警備刑務所から脱走。’82年、ボンベイに渡り、スラム住民のために無資格・無料診療所を開設。その後、ボンベイ・マフィアと行動を共に し、アフガン・ゲリラにも従軍。タレント事務所設立、ロックバンド結成、旅行代理店経営、薬物密輸の後に再逮捕され、残された刑期を務め上げる。

_Amazon より

私も旅の最中は、「人との出会い」「巡り合わせ・運命」を感じざるを得ない経験をしましたが、そういった刺激、わくわく感、面白さを味わいたい方にぜひおすすめする一冊です。私はこれを読んだことで、将来、絶対にムンバイに長期間で滞在することを固く決意しました。

こちらも上・中・下3冊がそれぞれ600〜700ページ、計2100ページと、ボリュームがある作品なのですが、1冊目のミッドナイトエクスプレスと同じように、ぶっ通しで読み切ってしまいました。笑

3冊目:ダーク・タワー  (新潮文庫)

旅に出たくなるオススメ本の3冊目は『ダークタワー』シリーズです。

映画スタンドバイミーの原作者でおなじみの、スティーブンキングが30年もの年月をかけて文字通り「ライフワーク」として書いた、長編小説。

西部のガンマンにも似たガンスリンガーと呼ばれる主人公が、暗黒の塔を探し出す旅の話。いろいろな要素が入り乱れた世界観がとてつもなく、「よくこれだけのものをまとめあげたなあ」と素人目に感心してしまいます。

全 部で7部構成、文庫にして16冊、1冊400ページくらいだとして計6400ページ(!)と、こちらもたいへん長い本です。やはり旅に関する本は書くこと が山ほどあるんでしょうか。たしかに私自身も、バックパッカーのときの体験を本にしたら、それこそ3冊はかけてしまいそうです(笑)

しか し、それだけ長くとも、上で紹介した本と同じように、ガーっと一気に読んでしまいたくなる、続きが気になる本でした。このときはたしか大学1年生の夏休み で、第4〜7部の11巻は2週間も家にこもりっぱなしで読破した記憶があります。読み終えたときには、感動と疲労と内容の充実感とで、なんとも言えない満 ち足りた気分になりました。

まとめて全巻欲しい方はこちら。

4冊目:何でも見てやろう (講談社文庫)

4冊目は『何でも見てやろう』です。

1979年出版と古い本ですが、

「でかいものが見たい。アメリカを見てやろう。」

と思い立った著者がフルブライト留学の奨学金や、各地の安宿、裏道などを利用して貧乏旅をしていった旅行記です。

アメリカに降り立ってから、ヨーロッパへ、そこからインドや東南アジアまで文字通り世界一周した著者は、「なんでも見てやろう」というタイトルのとおり、古代ギリシア専攻や作家という肩書きも活かして学生だけでなく芸術家や富裕層、知識人階級にも切り込んでいきます。

アメリカ旅行が含まれていないミッドナイトエクスプレスとは視点も目的も違い、あわせて読むことで「旅は人や場所によって得られるものが違う」という当たり前でも見落としがちな大切なことにも気付かされます。

西洋文明が西洋の文脈を離れ、近代文明という1つの巨大な枠組みをつくったとき、日本人は欧米諸国とアジア・アフリカの間でどういうポジションをとるのか?

終戦後からベトナム戦争までの世界の事情を知りたい方も必読です。私は日本のトイレよりもアメリカのトイレの方が格段に綺麗だという記述に驚かされました。

当たり前ながら、日本は敗戦国で、高度経済成長にともだって世界に誇れるトイレができあがっていったのですね。(日本のトイレのウォシュレットや自動開閉などの技術の話は、ニューヨークでも驚かれました。)

5冊目:君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?

5冊目はこちら。

内向きだと批判されがちな日本人ですが、とくに高校生、大学生、30代前半までの若い世代の方にオススメな1冊です。

世界は広しと言えど、知り合いの東大生や社会人から聞いている他国事情とはまるでちがう、新規情報がたっぷり入っていました。

海外に出ていくことにワクワクしないではいられなくなる本です。語学やMBAで留学を考えている学生や社会人、海外でのビジネスチャンスを探している方にも役に立つ情報を見つけられることでしょう。

私がもっとも印象に残ったのは、ロシアや中東の富豪のエピソードです。国全体では日本の方が豊なイメージを抱きますが、格差が激しいぶん、ロシアや中東の富裕層の暮らしは贅沢レベルがたいへん高いようです。

一方、「なんでも見てやろう」や「ミッドナイトエクスプレス」で紹介されているように、貧困のレベルもたいへんなものです。

日本は中産階級が分厚く、全体として豊な国であることに改めて気付かされた本でした。

お読みいただきありがとうございました。

Mao Nishi

※ Mao Nishiへの感想・質問・相談・依頼などは『お問い合わせ』からどうぞ。東大受験に関係ない質問でもかまいません。必ず返信致します。

Mao Nishi (西川 真央)
指導歴4年の個別指導講師。オンライン真学塾24主催。中学生から社会人まで個別指導のみで50名以上を指導。現在は難関大学の英語指導とコーチングをメインに、毎日=24時間が学びや成長に結びつく指導を心がけている。東大模試でE判定・偏差値37から、自宅浪人で東大合格後、休学してヨーロッパに単身バックパッカー旅へ。復学後はNY本社のIT系グローバル企業CEOオフィスでインターンを経験。帰国後、2年間大学で学び起業。現役東大生。⇒Mao Nishiの合格体験記⇒『0から東大合格を目指す5日間講座』⇒『オンライン真学塾24』⇒お問い合わせ
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