東大受験生相談

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東大受験生相談7「勉強のモチベーションが下がったときの対処法は?」

更新日:

「勉強のモチベーションの高め方」を学ぶことも「勉強」。

東大受験生相談のコーナーです。

当サイトを訪れてくれた受験生からの相談・質問に対して、運営者の現役東大生Mao Nishiがお答えするコーナー。

※前回の東大受験生相談はこちら
東大受験生相談6「受験情報の入手方法・模試は多く受けるべきか」

このコーナーを始めてからしばらく経ちますが、多くの受験生から相談をいただくようになり、本当に嬉しいものです。

今回は、東大受験生MH(仮名)さんから「Mao Nishiはモチベーションが下がった時期はあったのか?そのときはどうやって対処していたのか?」という質問をいただきましたので、その相談内容と私の回答を公開します。

※他の東大受験生の参考になればと思い、適宜修正を施した上で本人の許可を得て公開しています。

東大受験生MH(仮名)様の質問1

初めまして。
高校3年のMH(仮名)と申します。

色々な事情があって私は去年の9月から完全に学校にいっていません。
しばらくは勉強がほとんどできない状況で、やっと手を付け始めたのが今年の1月くらいからです。
英語は得意ですが、数学が本当に苦手です。
私も予備校には行かずにz会と自宅で勉強しようと思っています。

ところで質問なのですが。
今までの数か月はモチベーションも高く勉強を続けてきたつもりです。
しかし、4月の後半から一気にモチベーションが下がってしまいました。
東大には本当に行きたいし、こんな風に甘えてる場合じゃないっていうことは本当にわかるのですが、だんだん自分には東大は無理かも、と自信がなくなってきたんだと思います。
勉強しようと、机に向かってみてもほかのことを考えたりしてしまって結局できません。

Maoさんにはこのような時期はありましたでしょうか。
そういう時はどのように対処されましたか。

甘ったれた質問ですみません。
長々と失礼しました。

東大生Mao Nishiの回答1

初めまして。
Mao Nishiと申します。
ご連絡いただき、ありがとうございます。

最初に、私は、今回ご質問いただいた内容について「甘ったれた質問」だとは決して思いません。
むしろ、真剣に考えているからこそ出てくる悩みであって、そのこと自体が東大にベクトルが向いていることの証でもあると思います。

私も宅浪時、勉強に集中できずに困ったときがありました。
原因はズレるかもしれませんが、対処方法が参考になれば幸いです。

端的にいえば、「彼女との恋愛で上手くいかずに悩んで勉強に手が付かない」という話なので、見る人から見れば私こそだいぶ甘ったれていたと思います。
詳しくは失恋の乗り越え方としてnoteで触れていますが、大学に先に進学した彼女と自宅浪人でくすぶっていた男とのすれ違いの時期でした。

勉強が手に付かずどうしようもなかったので、捉え方や考え方を変えることにしました。
「勉強が手に付かないのなら、効率が良くないからあえて勉強しない」⇒運動やリラックスする時間を増やす
「勉強しない時期にも東大合格に近づける方法は何があるか考えよう」⇒生活習慣の改善やモチベーション・メンタル面の勉強など

普通に受験勉強が順調に進んでいる人は、「勉強面以外でできること」への意識が向きにくくなりがちです。
ちゃんと勉強をして、成績が上がっているのだから問題ないだろう、と。
しかし、どこかでつまずいたときにリカバリーする方法を身につけていなければ怖いものです。

一方、勉強が手に付かない時期を経た人は、違います。
勉強面以外での重要なことを学べば、勉強だけをしている人にはない特別な武器になるのです。
自宅浪人で勉強モードが途絶えたときには、そういった視点で勉強以外のことを見直すいい時期だと捉えることにしていました。

モチベーションと身体の状態は密接に関わっています。
メンタルコーチの専門家ではないので、詳しくは本に譲ります。

メンタル全般:『レジリエンスの教科書: 逆境をはね返す世界最強トレーニング

こちらで紹介しています。
【本】受験勉強ができない不安を取り除く方法は『レジリエンス』 | Mao-24!com

身体との関係も含めて:『ビジネスマンのためのメンタル・タフネス』 by ジム・レーヤー

最近読み終わった本ですが、スポーツ心理学のコーチが書いていて、より具体的かつ実践的です。

これは余談ですが、
一般的にも4月の後半〜5月はモチベーションが下がりやすい時期だと聞きます。
心理学的にも理由があるそうで、日本では様々な暦が4月を境にして変わるので、
環境の変化に対して動じやすい時期だそうです。

もしかしたら、街中の様子やTVなど、新学期特有の周囲の雰囲気などから多少影響を受けているところもあるのではないでしょうか。
私も現在、3年生になりキャンパスも本郷へ変わり、新たに指導生徒を受け持つなど様々なことが変化し、1つ1つの事に対しておろそかになっている部分が多々あると自覚しております。(サイトの更新が滞っているのもその1つです。)

しかし、立ち止まったり悩んだりする時期は誰しもあると捉えて、「こういう時期だからこそ逆にできること」をやることも大切だと思っています。

「あえて勉強しない」はモチベーションの維持としても意味があると思います。東大合格には、「勉強すること」だけでなく、「メンタルを整える」「食や睡眠など生活習慣を改善する」といった要素も寄与します。

また、視点や考え方、捉え方を変えてみることも役に立つかもしれません。

ワーテルローだかなんだか忘れましたが、とある戦争で、一方の軍が劣勢の窮地にたったとき、隊長が
「我が軍は撤退するではない。後方に進軍するのだ」と言ったと聞きます。

ただの言い回しの違いだけですが、視点を変えるだけで、メンバーのモチベーション維持に大きく影響を及ぼしたことは間違いありません。

似たような例として、ソフトバンクの孫さんはTwitterで「最近、前髪が後退していることについて悩んだりしますか?」と絡まれた際、「前髪が後退しているのではなく、私が前に進んでいるのだ」と答えたと聞きます。

このように、「視点の変化」をもたらしてくれるような、ちょっとしたユーモアもメンタル面の栄養になります。

勉強に打ち込めない時期があろうと、「甘えている」と否定するのではなく、「モチベーションの勉強をしているのだ」「いまは適度な休み方を学ぶ時期だ」などと捉え方を変えて、自分自身を肯定してあげてもいいのではないかと私は思います。
数ヶ月も高いモチベーションを維持してきたのならば、そろそろ一休み入れてもいいのではないでしょうか?
休息をちゃんと取ることはプロのスポーツ選手に限らず、受験生であっても大切なことです。

長くなりましたが、回答は以上です。
何かご不明な点や追加のご質問などございましたらお尋ねいただければと思います。

私の後輩にも高校中退から現役生と同じ年度に都内の某有名難関大学に受かった人がいます。
高校中退からの大学進学は大変なことだと聞きますが、応援しています。
私でお役に立てることがございましたら、いつでもお気軽にお尋ねください。
どうぞよろしくお願い致します。

Mao Nishi

東大受験生MH(仮名)様の質問2

忙しい中丁寧なお返事、ありがとうございました。
まさかこんなに丁寧に返してくださるとは思っていなかったので、驚きました。

結論から言うと、最近はモチベーションを維持できている状況です。
5月8日にセンター型の模試があって、そこで苦手な数学の点数がすごく伸びたんです。
模試の直前はあんまり勉強できてなかったので、多分それは、それまでやってきたことの成果なんだろうと思ったら、もう一回頑張ろうと思えました。
きっと、それまではMaoさんが書かれていたような心理的・季節的な原因に加えて、自分のやってきたことが目に見える結果として出てこなかったから、余計に不安になったのだと思います。

Maoさんの、「勉強以外での重要なことを学べば、勉強だけをしている人にはない特別な武器になるのです。」という言葉に、特に励まされました。
あと、休息やユーモアに関する話のところも!
特に孫さんの話のところは思わず笑ってしまいました。
これから、何度も困った状況に陥るかもしれないですが、その時はもう一度Maoさんのメールを読み返して、対処法を実践してみます(笑)
レジリエンスの教科書: 逆境をはね返す世界最強トレーニング」も今度読んでみようと思います。
それから、「思考は現実化する」という本は、今までも何回か読んだことがあって、読むたびに励まされます。
サイトの記事を読んで、また読みたくなりました!

(〜中略〜)

東大生Mao Nishiの回答2

私の回答が少しでもお役に立てたのならば嬉しく思います。

数学の点数が伸びたこと、大変嬉しかったことと思います。
やってきたことの成果が出てくると、より一層モチベーションがあがり、打ち込み、また成長する、そしてモチベーションが上がり・・・
といったサイクル(正のフィードバックループ)に入れると効果的だそうです。
小さな成功体験を積むことが大きな成功へと繋がるとも言われています。
成果が目に見えないとき、不安になることもありますが、それでも着実に成長しているのだと自分を励ましてあげることも有効だと思います。

思考は現実化する」を既に読んでいたのはさすがです。
私は浪人・休学・大学1〜2年を通じてこういった視点を学びましたが、浪人中に身につけてしまえば、(・・・中略・・・)その後の人生において成長度や実現力がもっともっと高まるかと思います。

(〜中略〜)

まとめ

今回の東大受験生の相談内容はこちら

今回の東大受験生は、以下の相談をしてくれました。

  • Mao Nishiにモチベーションが下がってしまった時期はあるのか?
  • モチベーションが下がったとき、どんな対処法をとっていたか?

マインドやメンタル的なことは、本当に大切です。

なぜかモチベーションが上がらない、思うように学力が伸びない、という方は参考になる部分がきっとあるのではないかと思います。

この方の相談内容や、指導生徒のモチベーションの悩み相談を受け、執筆した記事がこちら。

新学期に好スタートを切れなかった東大受験生のあなたへ。 | Mao-24!com
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※ 過去の東大受験生相談一覧

・東大受験生の相談1「センター試験後に理系から東大文転」
・東大受験生の相談2「自宅浪人の精神面と数学の質問相手」
・東大受験生相談3「古文の文法・単語を終えたけど、現代語訳に苦戦する」
・受験生相談4「浪人に当たり、現役時代の自分のやり方を変えるべきか?」
・受験生相談5「なぜ東京大学を志望したのか?東大は無理=”逃げ”なのか」・東大受験生相談6「受験情報の入手方法・模試は多く受けるべきか」

お読みいただきありがとうございました。

Mao Nishi

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Mao Nishi (西川 真央)
指導歴4年の個別指導講師。オンライン真学塾24主催。中学生から社会人まで個別指導のみで50名以上を指導。現在は難関大学の英語指導とコーチングをメインに、毎日=24時間が学びや成長に結びつく指導を心がけている。東大模試でE判定・偏差値37から、自宅浪人で東大合格後、休学してヨーロッパに単身バックパッカー旅へ。復学後はNY本社のIT系グローバル企業CEOオフィスでインターンを経験。帰国後、2年間大学で学び起業。現役東大生。⇒Mao Nishiの合格体験記⇒『0から東大合格を目指す5日間講座』⇒『オンライン真学塾24』⇒お問い合わせ
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