東大世界史の問題構成と、取るべき対策の流れとは?

東大世界史 対策

東大受験においては、問題がよく練られているために、どの教科もしっかりと対策をとる必要があります。

私Mao Nishiは自宅浪人時代、受験生活を送るにあたって「ただ努力するだけでは合格はできまい」という成績(東大模試でE判定・偏差値37、下から数えた方が早い順位)でした。

そこで、科目ごとにとるべき目標点数を定め、そこにいたるための参考書リストや対策方法について調べ尽くし、研究していったのです。

その方法論は、そんな成績のよくなかった私が半年後の模試にはA判定・偏差値71、全国20位をとるまでになったことから、他の受験生にも役立てるところがあるはずです。

今回は、東大世界史の問題構成と、取るべき対策について説明します。

東大世界史で合格点をとるために、どういう流れで勉強をすすめるべきか知るためには、問題の分析と対策の流れをおさえておく必要があります。

使うべき参考書も、その問題構成や対策の仕方に応じたものにする必要があるからです。これは東大にかぎらず、どこの大学や高校を受験するときも同じですね。

東大世界史の問題構成

東大世界史の問題は3つの構成に分かれていますが、それぞれ

・第1問:長い論述(1行30文字で、20行弱)で、まとまった歴史の背景や流れ、意義などを説明する問題

・第2問:短い論述で(おなじく、3〜4行弱)で、主に語句の簡潔な説明が求められる問題

・第3問:世界史上の事件や人物名について答える、単答(1問1答)問題

となっています。

ここが最も大切なことですが、高得点をおさめる受験生は、第3問は基本的に満点かそれに近い点数をとります。毎回10問ほどあり、10問完答か、8〜9問は答えられています。

そして、第2問ではできるだけ落とさないようにきっちりと答え、第1問ではできるだけ得点要素を盛り込む。

第3問の一問一答の知識を基礎に、それを複数使って2〜4行で簡潔に説明する問題が第2問、

第2問の2〜4行の説明を基礎に、それらを複数組み合わせて20行弱で説明する論述問題が第3問

というイメージでしょうか。

そのため、問題の難易度の序列としては、

第1問≧第2問>第3問

という並びがあります。

論述が得意な生徒は、1問1答系の問題でもしっかりと知識を覚えています。第1問の長文論述や第2問が高得点で、第3問の得点が低いことは、通常はありえません。

そのため、まずは第3問対策として、一問一答問題集をたくさんやり、歴史語句など基礎的な知識をもれなくインプットしておく必要があります。

しかし、第3問の一問一答問題が得意な受験生が、第1問や第2問の論述問題や説明問題が得意かというと、必ずしもそうとは言えません。

論述問題に答えるには、それ相応の対策が必要だからです。

そして、第2問は世界史の語句を説明するような問題が多いため、当日ど忘れしたら全く答えられない場合もあります。一方、第1問はまとまった歴史の流れの中で説明する問題の場合が多く、当日も流れのなかで思い出していくことができます。

そのため、第1問>第2問というよりは、第1問≧第2問というわけです。

東大世界史のとるべき対策と流れ

第1問≧第2問>第3問という順序があるために、対策をとる受験生は、逆に右の取り組みやすい方から網羅していく方がオススメです。

難易度が高くない、>の右の方ができないと、左の方はできるようにならない。つまり第3問がしっかりできていないと、第2問は高得点をとれない。第2問が満足にできていないと、第1問は思うようにいかないということ。

そこで、東大世界史の対策と流れとしては、以下のようになります。

【対策1】基礎的な知識を網羅。教科書を読んで語句を覚えつつ、一問一答問題集で第3問の対策をする。

対策1は、基礎知識を暗記する段階。

まずは教科書を読みながら、重要語句について暗記していきましょう。一問一答集などを利用して語句の確認や、定着をはかることも大切です。

現役で東大に合格したい受験生は、対策1を3年生までに終わらせておくと心強いでしょう。

【対策2】教科書の語句ではなく説明に注目して読みつつ、第2問対策の参考書や過去問を解く。

対策2は、世界史の重要語句の説明ができるようになる段階です。

重要語句をおさえたら、今度は教科書の説明部分を暗記していきます。

「○○という事件があった」と覚えたとして。その次には

・だれが・なにがきっかけとなってその事件が起きたか

・その事件の経過はどういうものか

・その事件の結果はどういうものか

・その事件の影響はどういうものだったか

などという視点で、それぞれ記述を探してみましょう。わかりにくい場合は、資料集などを参考にすることもおすすめです。

【対策3】 大きな流れや意義に着目して教科書を読み、第1問対策の参考書や過去問を解く。

語句の説明ができるようになってきたら、今度はもっと広い文脈の中でそれらをとらえましょう。

第1問対策としては、流れや意義といった視点をもって教科書を読むことが大切です。

この段階まできたら、世界史の教科書を速読してみることもオススメです。じっくりと読んでいたときにはわかりにくかった、章ごとの「大きな流れ」というものが見えてきます。

タテとヨコの視点で世界史を理解しながら、過去問や論述対策の参考書を解いていきましょう。

まとめ

つまりは、東大世界史対策の基本は、教科書であるというわけです。

そして、教科書をベースに、

・第3問対策として、語句を覚え、

・第2問対策として、説明を覚え、

・第1問対策として、流れや意義を覚える。

もちろん、第1問の対策のなかで第2問に役に立つ説明の仕方を覚えたり、第2問の対策のなかで第3問のための世界史語句の知識がうまく整理されたり、といったこともあります。

各問題ごとの対策をすることで、他の問題の対策にもなるということです。

やはり、世界史は暗記科目だけあって、やればやるほどできるようになるのは事実。

時間のない現役生も、時間を持て余しがちな浪人生も、他の科目と相談して、世界史にかける時間を決めるのがいいでしょう。

お読みいただきありがとうございました。

Mao Nishi

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Mao Nishi (西川 真央)
指導歴4年の個別指導講師。オンライン真学塾24主催。中学生から社会人まで個別指導のみで50名以上を指導。現在は難関大学の英語指導とコーチングをメインに、毎日=24時間が学びや成長に結びつく指導を心がけている。東大模試でE判定・偏差値37から、自宅浪人で東大合格後、休学してヨーロッパに単身バックパッカー旅へ。復学後はNY本社のIT系グローバル企業CEOオフィスでインターンを経験。帰国後、2年間大学で学び起業。現役東大生。⇒Mao Nishiの合格体験記⇒『0から東大合格を目指す5日間講座』⇒『オンライン真学塾24』⇒お問い合わせ
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